仮面病棟のネタバレを知りたい人
このようなお悩みを解決する記事を用意しました。
なぜなら、映画「仮面病棟」を実際に見てきたからです。
ですので、本記事は映画「仮面病棟」のまとめ記事になります。
- 映画「仮面病棟」のネタバレ
- 映画「仮面病棟」のあらすじ
- 映画「仮面病棟」の原作
- 映画「仮面病棟」のスタッフ・キャスト
- 映画「仮面病棟」の撮影場所
- 映画「仮面病棟」の感想
この記事を読むと、映画「仮面病棟」のネタバレやまとめについてはしっかり分かりますよ。
さっそく見ていきましょう!
目次
映画「仮面病棟」のネタバレ&考察

さっそくネタバレ&考察からいきますね。
- 伏線の提示の使い分け
- 憎しみと自責の念からの脱却
順に解説していきます。
伏線の提示の使い分け
映画「仮面病棟」では、視聴者に「分かりやすく伏線を提示する場面」と「さりげなく伏線を提示する場面」を使い分けていました。
具体的には、下記の部分ですね。
- 田所病院の5階へは一般のエレベーターではいけない
- ピエロが病院の謎を探っている
- 患者に謎の手術痕
- 瞳(永野芽郁)が病院の仕掛けによく気が付く
- 秀悟(坂口健太郎)が最初にすれ違った3人の理学療法士
- 「川崎13」などの身元不明の患者
- エレベーター監視を放置して徘徊し続けるピエロ
分かりやすい伏線を提示することで、視聴者に「犯人は誰なんだろう」と考えさせ、映画に釘付けにしていましたね。
そして、さりげなく提示していた伏線の方を交えつつ、物語を実にうまく進めていました。
伏線は分かりやすいだけでも、さりげないだけでもダメですからね。
「分かりやすい伏線」「さりげない伏線」の両方を絶妙に交えることで、物語に推進力を増していたと思います。
映画「仮面病棟」では、この伏線の提示の仕方が実に絶妙だったと思います。
憎しみと自責の念からの脱却
映画「仮面病棟」で伝えたかった一つのメッセージは、憎しみと自責の念からの脱却だと思います。
そもそも瞳と秀悟が初対面にも関わらず、すぐに仲良くなったのは、同じような憎しみと自責の念を抱えていたためです。
- 瞳の憎しみ:姉が首相を助けるために勝手に切り刻まれ、さらには自分の腎臓までも手術で勝手に摘出されてしまったことに対する、田所たちへの憎しみ
- 瞳の自責の念:自分のために、全てを捧げてくれていた姉に対する自責の念
- 秀悟の憎しみ:緊急搬送が受け入れられず、彼女を無くしてしまったことに対する、田所病院への憎しみ
- 秀悟の自責の念:事故った時に運転していたのは自分だったことに対する自責の念
出会った時の二人は、上記のような憎しみと自責の念を抱えていましたよね。
しかし、ラストでは、秀悟は医者に復帰し、「僕が君を守るから」と瞳に渡したお守りは、再び秀悟に戻ってきました。
これは、二人が憎しみと自責の念から脱却し、誰かを守る側になれたという描写ではないかと思います。
映画「仮面病棟」のあらすじ
あらすじ
療養型病院に当直勤務をしていた外科医の速水秀悟は、ある夜にピエロの仮面を被った男が自ら発砲して傷つけた川崎愛美を治療するように依頼される。男はそのまま病院に籠城し、速水と愛美、そして身元不明の入院患者と病院職員64名が人質となって監禁されることになった。愛美の治療を試みるうちに、速水は勤務する療養型病院に隠された秘密を知ることになる。やがて、速水はせめて愛美だけは救けてあげたいという思いを強くする。その後も次々と病院内で異変が巻き起こり、1人の遺体が発見されたことをきっかけに、速水は愛美とともに病院を脱出しようと試みる。
出典:Wikipedia
映画「仮面病棟」の原作
「仮面病棟」の原作は、2014年12月5日に実業之日本社から発売された小説で、著者は知念実希人さんです。
小説「仮面病棟」は、2015年啓文堂大賞(文庫部門)を受賞しています。
また、知念実希人さんは、お医者さんでして、これまでにも様々な作品を執筆されています。
詳しくは、知念実希人さんのWikipediaをどうぞ。
映画「仮面病棟」のスタッフ・キャスト

映画「仮面病棟」のスタッフ・キャストは下記の通り。
- 原作:知念実希人『仮面病棟』(実業之日本社文庫)
- 監督:木村ひさし
- 脚本:知念実希人、木村ひさし
- 脚本協力:小山正太、江良至
- 音楽:やまだ豊
- 主題歌:UVERworld「AS ONE」(ソニー・ミュージックレーベルズ)
- 製作:高橋雅美、池田宏之、佐藤政治、岩野裕一、有馬一昭、森田圭、吉川英作、牧田英之、舛田淳、渡辺章仁、永田勝美、森川真行
- エグゼクティブ・プロデューサー:濱名一哉
- プロデューサー:森川真行、田口生己
- アソシエイトプロデューサー:清家優輝
- 撮影:葛西誉仁
- 照明:鈴木康介
- 録音:石貝洋
- 美術:高橋達也
- 装飾:鈴木伸弥
- スタイリスト:望月恵
- ヘアメイク:内城千栄子
- 編集:富永孝
- 選曲:稲川壮
- 音響効果:松井謙典
- VFXスーパーバイザー:朝倉怜
- スクリプター:井坂尚子
- 助監督:向井澄
- 制作担当:小野山哲史
- ラインプロデューサー:齋藤寛朗
- 制作プロダクション:ファインエンターテイメント
- 配給:ワーナー・ブラザース映画
- 製作:映画「仮面病棟」製作委員会
- 速水秀悟:坂口健太郎
- 川崎瞳:永野芽郁
- 佐々木香:内田理央
- 東野良子:江口のりこ
- 菜緒:朝倉あき
- 丸山智己
- 笠松将
- 永井大
- 佐野岳
- 小堺洋子:藤本泉
- 国平義央:小野武彦
- 金本:鈴木浩介
- 小堺司:大谷亮平
- 田所三郎:髙嶋政伸
個人的には、永井大さんと佐野岳さんがちょい役で出てたのは、かなり贅沢だったと思います。笑
映画「仮面病棟」の撮影場所

映画仮面病棟の撮影場所(ロケ地)は、北九州(小倉)です。
例の病院ですが、おそらく北九州の複数の病院で撮影したものと思われます。
現に、エンドロールで「小倉記念病院」や「〇〇病院」と複数の病院名が記載されていました。
また、「北九州市立大学」や「九州工業大学」など、複数の大学名も記載されていました。
ですので、一つの病院での撮影ではなく、複数の病院や大学で撮影し、それをつなぎ合わせたものだと思われます。
いづれにしても、映画の中で小倉駅や門司港などが写っていましたので、撮影場所(ロケ地)は間違いなく北九州ですよ。
映画「仮面病棟」の感想

最後に、少し感想も載せておきますね。
結論から言うと、見てよかったと思える作品でした。
なぜなら、物語の脚本や演出がしっかりしているから。
具体的には、冒頭にもお伝えした、「しっかりとした伏線」や「徐々に明らかになっていく真実」の見せ方が実に見事だと思いました。
また、「ピエロに見つかるかもしれない…」というドキドキも味わえます。
僕の場合、ピエロの正体も「絶対この人だろうな〜」と思っていたら、見事に裏切られましたしね。笑
映画「仮面病棟」:まとめ

本記事では、映画「仮面病棟」のネタバレを含む、僕なりの考察や感想などをお伝えしました。
脚本や演出がしっかりしている作品だと思います。
「まだ見てない」という方は、ぜひ観てみてくださいね!
今回は以上です。